会長挨拶
 平成31年1月25日
 国士舘大学宮城県同窓会
 会 員 各 位
                                      国士舘大学宮城県同窓会
                                      会 長 佐々木稻生
         第42回高等学校第32回中学校宮城県剣道選手権大会開催について(案内)

 厳寒の候 同窓生の皆様にはご健勝にてお過ごしのことと拝察申し上げます。日頃から同窓会活動に特段のご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
 さて、8月に開催致しました県同窓会総会には20名程の皆様にご出席いただき、和やかな雰囲気の中で楽しく執り行われ、会員の出席を募るための様々な貴重な意見が出されました。今後事務局で検討し、来年以降の総会の持ち方に生かしていきたいと考えておりますのでよろしくお願い致します。
 ところで、今年は今上天皇陛下がご高齢のために譲位され、5月1日に皇太子殿下が126代の天皇陛下に即位することが決定しております。それに伴い一世一元の制に基づき平成から新たな年号に改元されます。このことから平成の最後の開催となる本同窓会主催の剣道大会が来月に行われますが、私たちにとりましても今上天皇陛下にご感謝申し上げ、その思いを示す記念すべき大会にしたいものだと念願するところであります。
このことから、宮城県同窓会の皆様には、2月3日に名取市体育館で午前9時から県内の中学校・高等学校の剣士精鋭が一同に介しての大会に、お忙しいところとは存じますが万障お繰り合わせの上、多数のご参加をいただき激励を賜りたいと思う次第です。どうか、本大会42年間の歴史を刻んで参りましたがこれは剣道部同窓生だけでなく、多くの同窓生の皆様のご支援のお陰であり、宮城県同窓会全体の誇りでもあります。そのことを踏まえてのご支援を賜りたく、重ねてお願い申し上げ、ご案内とさせていただきます。

尚、当日の大会の会長挨拶を添付しますので、ご一読いただければ幸いです。  



                   ご     挨     拶   (当日の会長挨拶

                            国士館大学宮城県同窓会会長 佐々木 稲 生

新年を迎え早や2月初旬となりました。未だ寒さ厳しい中にも立春の頃となり、春の気配が感じられる季節が訪れようとしています。
 本日ここに、名取市の山田市長様始め多数のご来賓の皆様のご臨席の下、県内各地から多数の選手の皆さんのご参加をいただき、第42回高等学校、第32回中学校宮城県剣道選手権大会を斯くも盛大に開催できますこと、主催者として喜びに堪えないところでございます。
 特に、本大会のご後援をいだたき、本体育館を大会会場としてご配慮賜りました名取市の関係者の皆様、並びに本大会に出場する選手の引率されました先生方、更には審判や運営にお力添えをいただきます関係者の皆様、そして応援に駆けつけてくださいました家族の皆様に、心から感謝と御礼を申し上げる次第です。
 本大会は、昨年度から40年間の長きに渡り大会を開催してきました石巻市より、会場を当地に移して開催致しましたが、これまで以上の成果を収めることができました。このことから、今後は名取市の心温まるご支援に応えるためにも、武道の振興による中高生の健全育成を目指し、継承発展に努めていく所存でおります。
 さて、名取市は昨年の10月1日に市制60周年を迎えましたこと心からお慶び申し上げます。東日本大震災の大きな被害の受けた中で、名取を愛し、人とのつながりを大切にし、明日への希望を感じ取りながら、新たな名取の未来を創造しようという「めぐってみれば つながりナトリ」の記念キャッチフレーズに深い共感を覚えました。ここに集いし選手の皆さんには、名取市が取り持つ縁と記念キャッチフレーズの精神を大切にし、剣道の鍛錬を通して自らのより良い人間形成を図り、地域社会に貢献できる人材に成長することを希うものであります。

 ところで、昨年の9月2日に仙台市を会場に全日本剣道東西対抗戦が行われ、現在の剣道界を代表する剣士の熱戦に会場は大いに盛り上がりました。中でも男子では大将戦で東京の氏家道男8段が勝ち、東軍が見事勝利しました。氏家8段は小牛田農林高校から国士館大学に進み、卒業後は国士館大学の教授として剣道部の監督や部長として活躍している方です。試合後において、「地元で大将として出場でき、最高の舞台で勝てたことは、剣道人生の中で一番の思い出になった」と喜びを表し、「攻めて勝つことを第一に臨んだ」と剣道の基本を示唆する感想を述べています。また、小牛田農林高校の顧問として日夜生徒の指導に当たっている佐藤充伸先生も、見事優秀選手賞に輝きました。このことは、宮城の剣道愛好者にとりまして、正に郷土の誇りであります。

この先生たちの活躍は、弛まざる文武両道の鍛錬の賜物であります。剣道界の最高峰の大会から宮城の高校生も多くの事を学び得たものと思います。そのことを本大会含めて、今後の修練に生かしてもらいたいと念願するところであります。
 結びに、本日出場した選手の皆さんが、日頃鍛えた力と技を存分に発揮して悔いにない大会になることを祈り、本大会に協力並びに協賛いただきました関係者の皆様に感謝申し上げます。 

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